スペインワインの栽培地のほぼ90％は、フランスの主要ワイン生産地よりも標高が高い。
その為、冬は寒く、夏の日照りは強く非常に暑い。
そして南部、東部および一部の北部地方では夏の干魃が問題で、乾燥した土地はブドウの樹をたくさん育てられないため、ほとんどの地域では、樹間を広くとって植えられる。
その結果、スペインの栽培密度はどこの国よりも低いうえ、枝が地面すれすれになるような低木に整えられている。
ワイン用ブドウ栽培面積は、世界第1位だが、ワイン生産量はフランス、イタリア（毎年どちらかが1位）に次いで第3位であり、約50％中央高原地帯のラ・マンチャ地方で造られている。
スペインではほとんど全域と言っていいほど至るところでワインが作られており、ブドウ品種もスペイン独自の品種が数多く生産されています。リオハ地方の赤ワイン用品種テンプラニーリョなどが有名です。近年めざましい発展を遂げています。
シェリーの産地としても有名ですが、スペイン独自の品種、アイレン種などから作られるさっぱりした口当たりの白ワインも生産されています。