オーストリアの栽培地域は、東部に集中しており、全体に極端な温度差のない温暖な気候帯にあり、北緯47～48度で、フランスのブルゴーニュ地方とほぼ同じ緯度である。
造られている約70％が白ワインであり、一般的な特徴は、暑く天気の良い夏と長く穏やかで夜は冷え込む秋にある。
風と水が大きな影響を与えていて北からの冷たい風、東にあるハンガリーのパノニア平原からの乾燥した温かい風、南にある地中海からの湿度を含んだ温かい風、西にあるアルプスからの冷たい風、 そして日光を反射し、寒暖差を調整するドナウ川や霧を発生させて貴腐葡萄を生み出すノイジードラーゼー湖の水の影響がある。
広大な栽培面積で、それぞれに適した気候の産地で育てられたブドウで作られるヴァラエタルワインの産出国です。
多くはステンレスタンクで醸造されブドウのありのままの風味が生かされています。ふくらみのある滑らかな舌触りと切れ味のよい酸味両方をあわせもつワインが作られています。